月別アーカイブ: 2009年2月

君の声は届いたよ

遠すぎるということはない

 僕たちは、いつだって力不足だから、だから光よりも、音よりも早く走ることはできない。
 遠くから叫べば、いつだって、それは遅れて相手に届くだろう。
 遠くから放てば、いつだって、それは遅れて相手に届くだろう。

 けれど間違えないで欲しい。それは決して届かない想いなんかじゃない。
 今は届かないと思うかもしれない。けれど、間違えないで欲しい。それは、今はまだ届いていないだけだ。

 きっといつか、君の元へ届く。
 きっといつか、誰かの元に届く。

 ほらね、
 君の声は届いたよ。

 あなたの声は、聴こえたよ。

こんなわたしでも

ときどき寂しくなることもあるけれど。

 ひとの好みって不思議だね。
 苦いものや、甘いもの。そんなものが好きなの? なんてびっくりしちゃうくらいに、珍しいものを好きになっちゃう人もいて。

 こんなわたしでも、見てくれる人がいる。
 こんなわたしでも、好きだと言ってくれる人がいる。

 きっと人間は、ひとりひとり自分だけの好みを持っている。他の誰とも違う、花や言葉、色の中から、たった一つ、それだけを選んでしまう奇跡。その一つ一つがDNAみたいに連なって、螺旋を描いている。だから人間のかたちは、こころは、みんなそれぞれ違ってる。

 だって、こんなわたしを好きでいてくれるあなたがいるんだもの。

 だからあなたも、一人じゃない。砂粒の中からたったひとしずくを選び出すように、あなたを好きになってくれる人がきっと現れる。

悔しい

勢いよく、蹴り出す。

 苦しい、と思うとき、きゅっと唇をかみしめる。
 悔しい、と思うとき、ぐっと拳を握りしめる。

 気持ちを握りつぶすようにして熱くあたためた力は、わたしの中から飛び出すときを待っている。
 一歩を踏み出し、唇をかみしめたまま、前へ歩き出せ。
 握りしめた拳を振り上げ、大きな声で叫びを上げろ。

 わたしは負けない。
 わたしは負けないよ。

 悔しい、と思う気持ちは、エネルギー。電力やガソリンにだって勝る。わたしのエネルギー。

楽しいことだけ続かない

こんなにも好きだから

 楽しいことだけ苦しくて、楽しいことだけ続かない。
 好きなことなのに苦しくて、好きなぶんだけ続けられない。

 こんなにも愛しいのに叶わなくて、こんなにも愛しいから望めない。

 続かなくて、苦しくて、それでもやめられないのは、

 きっとわたしの中の遺伝子に、深く刻まれた歴史のせい。

 あなたが続けられなくて、苦しくて、泣いているのは、あなたの魂に、それが深く刻まれているから。

 そのことがどれだけ大切なことか、忘れないで。

さよならも言えなかった夏/下川みくに

 体伝う汗をふいて 渇くのどを潤して
 迷いさえ振り切って行くんだ

 iTunesでパーティシャッフルをかけていたら、久しぶりに『南風』が流れてきたので、取り上げてみました。
『南風』のテンポ良いリズムと、このなんとも言えない疾走感が素晴らしいです。思わず身体がリズムを取ってしまいます。下川さんは懐かしいアニソンのカバーを歌っていたりして、弾むような心地よい歌声を持っている女性です。
 この曲は『フルメタルパニック! TSR』のオープニングだったし、それなりに思い入れがあるんですが、やはりいつ聞いても、どこか大空を突っ切っていく自由な気持ちになれます。

 amazonを見てみたら、アニソンベストが出ていた。これは欲しいなぁ。

 TSRはブルーレイが出ていますが、もう買えないんですかね。わたしはDVD-BOXを持っています。表紙の双子がいいんです。双子が。

死にたいし、生きていたいし

幸せになるためのおまじない

 あたしはときどき、手帳を開いてその日付のところに、今日感じたことを書き記す。学校から帰るとき、電車の席の膝の上で。あるいは授業中、黒板に描かれる数式を眺めながら。ときには、一人塾の自習室にこもっているときなんかに。
 死にたい。死にたい。
 死にたい。死にたい。
 毎日、毎日、あたしはカウントする。死にたいと思ったときのことを。そう考えた回数を、執拗なくらいにカウントする。

 死にたい。死にたい。

 生きていたい。生きたい。そんな言葉は一つも書かれていなくて、それなのに、手帳に刻まれた自分の文字を見詰め返す度に、どうしてか涙が溢れる。

 死にたい。死にたい。

 そう思った数だけ、あたしはきっと、生きていたい。
 そう思った数だけ、あたしはきっと、死にたくない。

 そう思った数だけ、あたしはきっと、幸せになりたい。

 その文字の一つ一つが、あたしの心の叫び、あたしが、あたしのためにできる、幸せになるための、おまじない。

WordPressで投稿文が表示されない問題に遭遇した

このへん。

 小説を掲載しようと思って、テキストファイルをWPの入力欄へコピペし、プレビュー表示させたところ、まったく記事本文が表示されなくなるという不具合に遭遇しました。
 タイトルは表示されるのですが、記事本文だけなにも表示されていません。長文だったので、文字数制限を疑ったのですが、DBを見てみると、無事に格納されています。MySQLのカラム方もlongtextだったので、文字数制限の線はない感じでした。
 仕方なく、ソースを追いかけてみると、テンプレートのthe_contentの戻り値の時点で空っぽの様子です。さらにソースを追いかけてみると、フィルタ処理のwpautop関数で、値が空になっていることがわかりました。
 wp-includes/formatting.phpの135行目の正規表現置換で、戻り値がnullになっていることがわかりました。戻り値がnullになっているということは、正規表現処理でエラーが出ているということです。
 試しに、およそ同じ文字数の小説をWPに投稿してみると、こちらはすんなりと通ります。おそらく、問題は文字数ではなく、文字の並びなのでしょう。どこがいけないのか、表示できるようになるまで、小説本文を削りながら地道に調査してみました。
 すると、

「あたし、ああいう面倒ごとって、もうなんかとにかく苦手で。ずっとシカトしてようと決めてたんですけど。もう、今日という今日は、頭にきちゃって」僕は緊張のあまりたこ焼きを一つも食べられないのに対し、彼女はぱくぱくといくつも口にほおばりながら、愛想良くぺらぺらと言葉を続けた。「他人の男をとったとか、イチャモンつけてくるんですもん。そんなの、ぜんぜん向こうの思い違いだし。だいたい、向こうが一方的に惚れてきただけで。それに、あたし、恋愛とかそういうのってまだ早いと思うんですよね。だってあたし、中一ですもん」

 この部分を追加すると、正規表現処理でエラーが出る様子です。さらに文章を削ると、途中の「だいたい、」という部分でエラーになることがわかりました。「だいたい」だとオーケイなのですが、「だいたい、」だとダメなのです。謎です。
 ためしに「だいたい向こうの」と句読点を取っ払って見てもダメでした。「だいたい*」がいけないようす。
 たぶん、PHP側のマルチバイト処理にバグがあって、そこで引っかかっている様子。ためしに、上の引用文だけを記事に投稿すると、すんなりと通ります。おそらく、すべての文字の並びに、なにかしら引っかかる部分があるのでしょう。
 使っているサーバーのPHPバージョンは5.2.8でした。うーん。謎です。
 ひとまず、文章を変えるという手段でなんとか対応したいと思います。

 追記
 該当の箇所の表現を変えたのですが、それでもやはりダメでした。具体的にどのマルチバイト文字の並びに引っかかっているのかは不明でしたが、文章の途中で改行を続けて入れること(つまり、改行だけの段落を入れることで)で、この問題を回避することができました。うーん、文章のブロックが長すぎたとか、そういう問題なのか、原因は不明です。まぁ、PHPのマルチバイト処理のバグなんだとは思いますが。

泡坂妻夫さん

残り続けるもの

 厚川昌男(泡坂妻夫)さんが二月三日、亡くなられました。

直木賞作家の泡坂妻夫氏が死去

 その報せを知ったのは、二月三日、わたしが少し浮かれていたときのことでした。

 とても衝撃を受け、今もまだ胸のもやもやが消えません。
 厚川昌男さんは、奇術愛好家としても有名な方で、マジックを愉しみながら作家を志すわたしにとって、偉大な人物、憧れの人です。

 マジックのおもしろさ、素晴らしさをお話にして伝えたい。その思いもあって小説を書いていたわたしは、是非この方に、自分の拙い小説を読んで貰いたかった。ほんの密かに、いつか本になって、それが目に止まればいいなぁと思い描いていたことが、もう叶わない。

 叶わないことがある。それがすこし悔しい。

 けれど、わたしもこの偉大なエンターテイナーのように、素敵な魔法使いになりたい。
 マジックの魅力を、お話にして伝えたい。

 この人が残した小説やその魔法は、きっといつまでも残り続けるのでしょう。

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偶然

使命を使命と感じさせる意思があれば、わたしはさらに上昇していくだろう。

 わたしとあなたが出会ったのは、ただの偶然で、必然でもなければ、運命でもない。
 すべてものごとは、偶然の積み重なり、運命なんて、存在しないわ。

 けれど偶然を偶然と意識することで、感じるものもあるでしょう。偶然を必然と感じることで、得られるものもあるでしょう。
 それを運命だと意識する瞬間に、どんな偶然も必然に変わっていくの。まるで魔法みたいに、運命が編み出されるわ。
 あらゆるものが、わたしを後押しして、世界は流れる。なるべくして、物事はすべて動き出す。あるべきものが、あるべき位置へと定まり、成すべきことが、成されるべきときに達成される。

 偶然が与える使命を感じる感性があるのならば、それは間違いようもなく、本物ね。

 わたしは、あなたに会うために生きている。
 伝えたいものを伝えるために、生まれてきたの。