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日向大祐シアトリカルマジックライブ vol.2「Retrace」公演のお知らせ

Retrace

「不思議で、どこか懐かしい時間を」

 日向大祐さんによるマジックの公演が、2/24 2/25 2/26日のスケジュールで行われます。
 マジックと演劇の手法を用いて不思議な空間を構築する日向さんの独特の世界観は、ここでしか体験することができません。
 不思議な現象の他に、笑いや感嘆の起こるステージは、ふだん、わたし達がテレビで観ているマジックとは、ちょっと違うかもしれません。
『ロートケプシェン、こっちにおいで』の作中では、日向さんの演技に影響を受けて取り入れたマジックのシーンもあります。
 前回の公演はとても素晴らしかったですし、『午前零時のサンドリヨン』で、クロースアップマジックの世界にふれてみたいと思った読者の方には、ほんとうにオススメのステージだと思います。そう、もしかしたら、酉乃初が演じているのと同じ、あのマジックが観られるかも……?

 もちろん、わたしも観に行きますよ〜!

 チケットのお申し込みや詳細は以下のURLからどうぞ。

http://www.daihewga.com/ticket/

LINK – 入江田翔太マジックライブのお知らせ

LINK

 LINK
 http://shotairieda.net/link/top.html

 一度でいいから、目の前でマジックを観てみたい、そんな人にお知らせです。
 わたしが注目している若手マジシャン、入江田翔太さんのソロライブが2月20日(日)に行われます。
 彼のマジックは、観る人のマジックに対するイメージを一変させてしまうかもしれません。これは、お芝居なのか、演劇なのか、それともやっぱり、マジックなのか? 単なる不思議の披露に終わらずに、丁寧な脚本に裏付けされた物語とマジックの融合は、これまでにないまったく新しいパフォーマンスになっています。
 まだマジックを目の前で体験したことがないひとは、是非この機会にご覧になってみて下さい。

 もちろん、わたしも観に行きます。

 チケットはイープラスで購入できます。詳細は下記リンクより。
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002051296P0050001P006001P0030001

ジョシュア・ジェイ・レクチャー

ジョシュア・ジェイ

 先日3/29日、池袋の某所で行われたジョシュア・ジェイのレクチャーに参加してきました。

 ここのところ、わたしの中でマジック熱が激しく燃え上がっています。去年書いた小説『午前零時のサンドリヨン』をはじめとして、いくつかの短編で、わたしはマジックをモチーフとしたマジシャンの視線からによる小説を書いてきました。そして、その方向性で作品を書き続けることが正解のように思えてきて、これからもどんどん掘り下げたいテーマだと改めて感じるようになりました。そのためには、わたし自身のマジックに対する技術や知識をもっと磨かなくてはと、心機一転して、積極的に多方面へアプローチしているところです。今回もまた、お友達の紹介でレクチャーに参加することができました。

 ジョシュア・ジェイの演技は動画などで見たことはあったのですが、レクチャーノートやDVDなどは持っていないため、かなりわくわくして挑みました。なんといっても、彼は17歳のときに、既にいくつものトリックを発表している天才です。

 レクチャー開始前に、「腕ならしに、いくつかトリックを見せるよ」と彼が言うと、わっとテーブルに集まるマジシャンの人だかり(笑)
 動画で見たことのあるオイル・アンド・ウォーターの手順はすごく鮮やかで、かなり不思議でした。ヤニック・クレティアンのエースとキングの交換現象もスムーズに織り込まれていて、このルーティンはぜひ覚えたいと思えるものでした。他にすごく不思議だったのは、オープン・プレディクション。怪しいところがまったくなくて、本当にレクチャー開始前からだまされっぱなし。

 レクチャーが始まると、彼の頭の良さ、狡猾さを、がくんと思い知らされました。なんて賢いことをやってのけるんだろうと、関心するばかり。難しいテクニックを使うわけでもなく、「え、そんなのにだまされたの?」と自分で愕然してしまうくらい。
 彼のACANや、時計を使った透視、コインのバニッシュなんか、トリックを知らない方が幸せだったかもしれない。時計の透視の結末は本当に不思議でした。わたし自身の手の上で起こっただけに、なおさらに。

 購入したトリック・ノートにサインを貰って、帰宅後にさっそく色々と練習したわたしです。

 後日、幸運にも、ジョシュア・ジェイの鎌倉探索のエスコートに同行することができました。誘ってくれて大感謝です。
 東京駅で合流したとき、ジョシュアはカードを手にして弄んでいました。いやぁ、ホントにカード好きなのねぇ。
 電車の中で一時間ほど、みっちりレクチャーを受けることができました。いやぁ、本当にありがたい。幸運でした。カタコトの英語しか喋れず申し訳ない感じでしたが、早足で巡った鎌倉探索も楽しかったです。
 今回感じたのは、本当に、英語が喋れないって不便だなぁ、ということでした。もっと聞きたいことや言いたいことがあるのに、結局言葉が出てこなくて、カードに付いてしか語れない、というのがすごく残念です。
 もし次回、彼が来日したならば、マジシャンとしてのメンタル的な部分のお話を聞きたいものです。英語力を上げなくては。あとは、もっと面白い場所をエスコートしてあげたいですね。

andthensome

andthensome

 たまにはマジックのお話をしないといけませんね。

 最近出たばかりのDan&Daveの新作、andthensomeを入手し、自宅にいるときはもっぱら、これの練習を続けています。前作トリロジーほどの内容はないものの、応用の利く小粒で華麗なテクニックが満載です。反面、トリックの収録は少なめで、トリロジーのアップデートが多く含まれているので、トリロジーを既に入手していることが前提の内容となっています。

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泡坂妻夫さん

残り続けるもの

 厚川昌男(泡坂妻夫)さんが二月三日、亡くなられました。

直木賞作家の泡坂妻夫氏が死去

 その報せを知ったのは、二月三日、わたしが少し浮かれていたときのことでした。

 とても衝撃を受け、今もまだ胸のもやもやが消えません。
 厚川昌男さんは、奇術愛好家としても有名な方で、マジックを愉しみながら作家を志すわたしにとって、偉大な人物、憧れの人です。

 マジックのおもしろさ、素晴らしさをお話にして伝えたい。その思いもあって小説を書いていたわたしは、是非この方に、自分の拙い小説を読んで貰いたかった。ほんの密かに、いつか本になって、それが目に止まればいいなぁと思い描いていたことが、もう叶わない。

 叶わないことがある。それがすこし悔しい。

 けれど、わたしもこの偉大なエンターテイナーのように、素敵な魔法使いになりたい。
 マジックの魅力を、お話にして伝えたい。

 この人が残した小説やその魔法は、きっといつまでも残り続けるのでしょう。

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デビッド・ストーン、グラス・プロダクション

 実は先日、友人のアマチュア劇団の公演日に、マジックをしまして。
 久しぶりのサロンマジックだったのですが、そのときに演じたのが、上記の映像でデビッド・ストーン氏が演じているグラスとボトルのプロダクションマジックでした。
 特に、彼のボトル・プロダクション、BITE ME は、比較的簡単に演じられる上に、効果は抜群です。観客は、ワインボトルが出てくるなんて欠片も思っていないことでしょう。
 もちろん、わたしは彼のようにうまく演じることはできませんけれど……。
 というわけで、わたしがもっとも尊敬する海外のマジシャン、デビッド・ストーン氏の映像でございました。

マジシャンが使うトランプ

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 よく知られている話ではあるけれど、トランプというのは和製英語で、トランプ/trumpの本当の意味は『切り札』という。海外ではプレイング・カード/playing cardsという呼び方が一般的だ。さて、ここでねちねちとトランプの歴史を振り返っても良いのだけれど(それもまた面白そうだ)、本題に戻りたいと思う。戻る、といいながら、しかし、本題に突入すらしていない。
 カードマジックをする際に、わたしはよくトランプをお客さんに触らせている。もちろん、トランプ自体に仕掛けがない、ということを確かめてもらうためなのだけれど、マジシャンが使うカードというのは特別なもので(仕掛けがある、という意味ではない)、滅多に触れる機会がないだろうから、その触り心地を、味わってもらおう、という配慮である。当然、わたしのマジックを初めて見たお客さんは、カードを触って、「すべすべしている」とか、「綺麗」とか、「豪華」とか、「仕掛けがありそう」とか、必ずその手の感想を口にするのだけれど、大抵の人は、「普通のとは、ちょっと違いますよね、どこに売ってるんですか?」 みたいなニュアンスのことをよく言われる。「これってマジック用のトランプなんですか?」なんてことも。
 さて、マジシャンが使うカードは、主にUSプレイングカード社というメーカーが作っている、バイシクル(バイスクル、とも言う。自転車の意味だ。)である。何故、バイシクルが、マジシャンが使うトランプのメジャー的存在になったのかはよく知らないけれど、USプレイングカード社のカードは、とにかく高品質で、滑りがよく、美しくて、手にしていて飽きない。一枚一枚が本当にすべらかな紙製で、そんじょそこらのプラスティック製のトランプとは大違いだ。この紙質というのは、意外とマジックを演じる際には大事で、そういうった意味では、マジック用のトランプ、と言えるかもしれない。

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INDECENT

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 たまにはマジックに関するレビューを書いてみようと思う。
 恐らく、このサイトにやって来る人の九割以上は、マジックに無関心か、あるいは、マジシャンではない人である。マジシャンでない人に対して、マジックのレビューをしても意味はないのだけれど、こういうマジックもあるのだよ、と知ってもらう部分では、ある程度の意味はあるように思う。しかし、それはつまるところ、一般人に対して(この場合の一般人とは、マジックを演じない人をさす)、マジックには、こういうトリックが商品として出回っているのだよ、と教えているようなものだ。これは、あまり好ましい情報提供とはいえないかもしれない。しかし、ディズニーランドだって、作り物の国であることをみんなが知っていて、そこに商品としての価値、会社としての商用利用目的があることを前提に、あのミッキーマウスの気ぐるみに気持ちよく騙されているではないか……。
 しかし、マジックに対して純粋に幻想を抱いている方は、このエントリーを読まない方がいいかもしれない。あるいは、あなたの身近にマジシャンがいるのなら、あなたはこの魔法を身近で体験できる確率が、一般に比べて高いわけで、文字や文章で現象を予め知ってしまっている魔法を繰り返し観ることほど退屈なものはないのだから、やっぱり、読むのはやめておいた方が無難だろう。以下は、完全に、アマチュア・マジシャン向けのエントリーだ。

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KATE

中島美嘉
 KATE
 カネボウのKATEのCMで中島美嘉がバイシクルのゴーストとブラックタイガーデックを手にしています。
 やはりバイシクルのデックは女性が手にすると美しいですね。前々から思っていたのですけれど、女性のカーディシャンは登場しないですかねぇ。マジック界には、もちろん、女性のマジシャンは多いですが、カーディシャンとなると、殆ど知りません。
 うん、やっぱり、予想通り、女性に似合うなぁ、バイシクルは。自作小説で酉乃初という人物を描くときも、きっと、ゴーストやブラックタイガーが似合うだろうな、とは思っていたのだけれど。
 バイシクルのゴーストと、ブラックタイガーデックは、イリュージョニストがデザインしたもので、どれも美しく、秀逸なものです。わたしも帰国してからは(一月にはロンドンに行っていましたの)、ブラックタイガーを愛用しています。
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 上の写真はゴーストデック。その名前の通り、幽鬼の如く純白で、血のような赤いスートが特徴的です。美しく、上品なデックで、友人からは、ゴシックデック、なんて言われました。優雅な場でマジックを演じるときは、こちらを使いたいところですね。
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 こちらはブラックタイガーデック。シャープなデザインで、真っ黒なデザインは、とても切れ味があります。とにかくカッコイイ。ただ、こちらはスペードのエースとジョーカーがノーマルのバイシクルと同じデザインなのが難点といえば難点ですかね。