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第十九回鮎川哲也賞授賞式

一人じゃ戦えなかったけれど

 第十九回鮎川哲也賞の授賞式に行ってきました。
 写真は、『午前零時のサンドリヨン』の単行本です。

 当日は、僭越ながら、ご挨拶の代わりにマジックを演じてきました。
 少々出過ぎた真似なのではないか、という不安はあったのですが、やはり言葉で表現するよりも、自分の好きなものを全面に押し出した小説である以上、これ以上ない手段なのではないかと思っていました。

 皆さんを退屈させないよう、コンパクトで、なおかつおもしろみのあるものを選びました。
 結果は、うまくいった……。かな? 皆さん喜んで下さったようで嬉しいです。
 きっと、わたしはマジックのこういうところが好きなんだなぁ。

 当日は憧れの先生方にご挨拶ができたり、ありがたいお言葉を頂いたりと、本当に貴重な一日になりました。

 わたしだけの力では、この賞を頂くことも、あのステージでマジックを演じることもできなかったでしょう。
 みんなに支えて頂いている、そのことを強く実感した日です。

 けれど、いつかは、やっぱり一人でも立っていられるようになりたい。

 わたしはミステリに関しては、それほど知識が深いわけではありません。けれど、マジックもミステリも大好きな人間です。
 ここで勢いを止めることなく、これからもロジカルでマジカルなお話を書ければと思っています。

想像を創造するよ

想像を創造するよ

 想像を、創造するよ。

 ねぇ、なにを考えているの?
 わたしの中には、あなたがいっぱい。
 わたしの中には、物語がたくさん。

 わたしの読みたい理想の物語が、ノートにたくさん詰まってる。

 けれど、どうしてだろう。理想は目の前にあるのに、そこにたどり着くまでの道が書かれてないの。
 物語の結末はもう決まっているわ。もちろん、ハッピー・エンドよ。
 それなのに、そこへ至るまでの道が書かれてないの。

 それは、まるで人生みたいに。

 わたしの中にある想像を、創造するわ。
 積み木のブロックをひとつひとつ手に取るようにして、理想とする高い塔を作り上げていくの。
 完成図は、頭の中にあるけれど、どんなふうにブロックを重ねればいいのか、わからない。一つ間違えたら、すぐに全部崩れちゃう。

 それは、まるで人生みたいね。